井穴刺絡

井穴刺絡療法は横浜の内科医、浅見鉄男先生(1914年~2010年)が現代 医学の上に東洋医学や良導絡の臨床研究から考案された治療法です。

病気の原因を神経系の機能的異常ととらえ、 井穴(手足の爪角から1~2mm離れたツボ)にわずかな刺激 (点状出血)を与えることにより自律神経(内臓、アレルギー、免疫など)及び 体性神経(痛みやしびれ等の運動、知覚)の異常亢進を抑制し、 生体の恒常性を維持することができます。

井穴刺絡療法では症状と治療するべき井穴(手H1~H6)(足F1~F6) が対応しているので、誰がやっても一定の効果がでる即効性と再現性のある治療法です。 なので、自宅で自分自身でセルフケアもできるので通院だけの治療より早くよくなります。 セルフケアは刺絡だけでなくピソマ(治療用シール)、円皮鍼、お灸でも可能です。

大阪市中村先生の「心と身体のツボ」から引用
(http://mindedbody.blog108.fc2.com/blog-category-16.html)

適応疾患

癌、胃炎、肝炎などの炎症、風邪、心臓疾患、腎臓・膀胱疾患、高血圧、眼精疲労等の交感神経の興奮を抑える治療、そして、反対に、喘息、アトピー、帯状疱疹、偏頭痛、リュウマチ、花粉症、じんましん、元気が出ないなどの副交感神経の興奮を抑える治療ができます。

また、腰痛、肩こり、肘・膝の痛み、目の疾患、口・歯茎の疾患、頭痛、五十肩などの体性神経の治療にも、威力を発揮します。

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